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may be May

頭の中のごみそうじです

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At last

 にがうりが美味しくて目を見張った、朝はいまいちだったけど夜の味付けはきちんとできた、想定したとおりに味噌が効いてくれた。でも舌と脳はそれでにがうりを見直したわけではなさそうだった、たまたまうまくいったという感じで、だからエリンギみたいに突如常時ストックするようなことにはならないだろう。ともかく夜ごはんはきちんと無理なく完食できた、炭水化物は抜いたにせよひとまずあたたかいものがおなかにたまって、しびれていた頭が落ち着いた。

 頭のなかがぎゅっとして目の奥がつんとなるあの感じ、におそわれることが多くなった。もしくはなまりのような眠気。こうして埒もないことをキーボードで打つのは平気なのに、席に座って基本書や演習書をひらくとだめなのだ、不登校の子どもみたいだ、みたいもなにもそのものだけど、それでも今期は無遅刻無欠席で通した。でも試験期間に入ってからは、あ、だめだ、という、怠け癖としか思えないあれが復活した。毎日ごはんを一緒に食べていた友達とそのルーティンをこなすことがつらくなって避けるようにその時間席を立つことが多くなった。きょうもだれひとり話していない。どうやってあのなかに混ざっていたんだっけ?とバスの中で考えてもどうにかなるものでもなく、まあいいかそういう人だと認識してくれるだろう、と投げる。

 勤勉さだけがとりえというか、何かをうりにできるならそれくらいしかなかったはずのわたしはだんだんとそれも失っていってしまい、その抜け殻だけをかぶって暮らしている。それを築いたころのわたしはそこそこの成果をあげており、中身がもはやすかすかであってもいまもまあまあ通用する(その環境を悲観せずにはいられない)。ただ、みんないつまでも騙されてはくれないし、実際ほとんど相手にされなくなっている。

 でも、からっぽなんです、とわたしは開き直ることができない。必死でからっぽでないようにつくろう、その稚拙さをよくよくわかっているにもかかわらず。これは決してそう意図しているわけではなくてもうしみついた反射なのだ。それぞれが持っている要素を抜きにした人間関係を思春期に入ってからほとんど築く機会がなく、そのへんの感覚がなんだかおかしくなってしまった。わたしは必ず宿題をやっているからこの人たちは関係をキープしておくんだし、わたしと組まないとひとりあぶれてしまうからこの子はわたしに愛想よくするんだ、そういうの。

 きみがしっかりしてるなんて思わないよ、と聞いてもいないのに告げてくれる人もいたけどそれはそれでわたしにその人が別の意味づけをしているのはあきらかで、ベクトルが違うだけでそれも同じだし求めていないということを、うまく伝えることはできなかった。わたしがわたしであることに頓着せず接してくれる存在が欲しかった、少なくともあんなに彼を気に入っていたのは彼の接し方はそれに限りなく近かったからというのもあるのではないかと思う。でもわたしはせっかくの縁をふいにしてしまった、でも、あれは、ああなるべくしてなったのだとしか思えない。まだぜんぜん平気じゃないのとは別に、どうしようもなかったよなあというあきらめはなんだかしっかりしていてそういう部分のわたしはとっくに無表情になっていた。でもぜんぜん平気じゃない。ぐずぐずぐずぐずと泣いている。もうだれもまじめに取り合ってくれなくなったけどわたしは上書き保存なんてできないようになっている、室町通のあの部屋が引き払われてしまってもわたしは鍵についたストラップを外すことができないだろう。

 憲法を、やらなくちゃ。地方自治の、択一。手つかず。だから、ほら。
 
 こんどこそ、わたしはほんとうにだめになっちゃうのかもしれない。
 ようやく、やっと、ほんとうにようやく。
 
 

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