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may be May

頭の中のごみそうじです

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ほんとうに死のうと思う?

居場所はホームとはかぎらない
不幸でないことは順調とイコールではない
揃っていることは致命的な欠陥でもある
息が
息が
胸でとどこおっている
止まってはしまわない
落ちろ
狂え
見境がなくならない
分別が首を絞める
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酔う

無為をおそれるな
愛する作家は嘯いた
わたしたちは頷き
また時計を見る

疲れてしまった
夢はここにある
幸福は一度得た
そしてもういい

痛まないふりをしなくていい
表向きのそのひとつだけが
裏切りだなんて思ってない

遠くまで来過ぎた
あの物語は皮肉ではなく
かなわなかった救済のありかた
そうは思わなかった?

あなたはうまくやるのか
それもどっちでもいいな

連れて行って 波のところまで
底が透ける青がいい
朝になるまでやってこないで
すべて終わっているときまで

ゆるして

わたしをゆるして
わたしをゆるしてください
ゆるして

天才になりたい

夢にまみれて生きている
天才になってしまいたい
地獄でいい 足場があれば

船から落ち
ボートも手放して
木の切れ端にからだを預ける
波は穏やかで
水はあたたかく
私は一瞬を待つ

友達にはなれないけど 笑って話せるとうれしい
愛するものを私は無邪気にならべることができる
同じように愛されなくてもほんとうにかまわない

欲しいのは全部だから
つまりなにもいらない
私を知るはずのない人が
私を知ることのないまま
幕を閉じたい

喉が機能する限り
私は言い続けたい
愛しています
愛していました

秒読み

 頸動脈を切ったり、線路に飛び込んだり、そういうことはまだ、する気になれない。死ぬことはむずかしい。代わりに、生きることをやめようと思った。からだはそれに答えた。あるいはからだの判断が先だったのかもしれない。ともかくわたしは食べることをやめた。この間まで三食以上きちんきちんと摂っていたのがうそみたいにそれは容易にこなすことができた。胃がまったくからだと気持ちがわるいから、カロリーの乏しいものを放り込んで容量だけを満たした。そうしてゆっくり死んでいくことを期待した。
 

 わたしは間違っていて、間違っているわたしを許容してくれる人を見出すことはできない。それは当然のこと。日々はそれらの確信を補強することはあってももはやひびを入れあるいはぐらつかせてはくれない。孤独たりえればむしろわたしはのびのびと呼吸することができただろう。死んでいくこと以外に能動的な解決法を思いつかない。わたしは間違っていて、間違っているわたしを許容してくれる人は、そしてその人をわたしも許容することができることは、まずないのだ。

 もっと如実に弱っていくかと思っていた。からだは丈夫にできている。
 わたしは愛していました。だから永遠にさようならと言いたい。その限られたすべてに対して。
 あしたは目覚めなくて済むかもしれない。その思いでいまわたしは生きています。

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