may be May

頭の中のごみそうじです

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not even me

清潔なシャツ、破れていないジーンズ
ボタンはきちんと上まで留めて
虫も殺せないような顔しながら
ブランキーをうたってほしい
あなたの作る歌ではなんだか
あなたでないような気がする
ガレットを食べたカフェの上
無骨な床にピアノだけあった
あの部屋でもう一度会おうよ

where are u boy, not even you

望み

靄のなかに虹が架かってる
あの中に上っていきたいな

東は青く凪いでいる
溺れる前に凍りそう

たとえ歩けなくしても
その人は夢を見続ける
だからじっと待つのよ
そして目が覚めたとき
微笑んであげればいい

叶うのがこわい？
大丈夫よ
終るわ

グッド・タイムズ・バッド・タイムズ

言葉の中身にもう何の興味もない
リンゴ・スターがどう言おうとも
僕はあの神懸った片足のキックを
感じるためだけに何度でも聴くよ

結局
一番見苦しい自分をみとめてほしいだけ
僕の迂遠な実践と
君の無謀な試みは
同じくらいに空しいよね
これでも僕らはひとしく孤独だと
君はなんとなく分かってくれそう
虫が好い？

ああ会いたいな
会話にはうんざりするだけだから
何かほかの事をしよう
きっとね

暮雪

無音の白い闇の中
目を閉じて倒れた
強烈なさみしさがこだまする

淡いモノクローム
青の動かない椅子
腰掛けて待ってる
あの森まで運んで

夏なら紺碧に沈みたい
冬なら新雪に埋りたい
そっと
ひとり
優しく
静かに
ずっと

「帰れないかもしれない」
「そう」
雪は止まない

レヴォントゥレット

ベイカーストリートでアフタヌーンティー
グランプラスでスパイスを効かせたチョコレート
ラデュレ本店でカラフルなマカロン

モンサンミッシェルに泊り
ドゥオモからベッキオ橋へ
ジュリエッタの胸に触れる

シャルトルブルーの光を浴び
ヘルダーリンの塔で狂ったら
カルカッソンヌを見て死のう

狐
ここでも雪は降る
駆けて空に火花を
あの子に私に光を

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