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may be May

頭の中のごみそうじです

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They

当然にそこにいたように
当然にそこにいなくなる
たとえばそういうこと

確かめるにも頼りない
細く浅いいくつもの線

誰も
何も持ち続けられない

捩れた七色
汚れた白猫

使い捨てカメラ
バスケットボール




犬のぬいぐるみ
スカンディナビア

14歳
16歳
ドラゴンクエスト
RCサクセション

違わない

みんな
いつも待ち続けるだけ
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r.s

カナダの地味なシンガーに
よく似ている男の子
あまり二枚目じゃないし
会話も気が利いていない
頭のほうも知れていて
褪せたモスグリーンばかり着ている
興味はかわいいキャラクター
だからホエアバウツもきっと知らない
彼はどんなふうに
人生を納得しているんだろう
もちろん私は訊かないで
いつも助かるよって言う
爆発すればいいのになって
物足りなく思いながら

ほほえみ

先生、わたしはがんばりましたよね
ねえ、きみは買い被ってくれるよね

大丈夫

人生に醒めている人は
夢に酔っているだけだろう

幸福と夢

扉のない部屋があります
限りなく白い部屋です
同じく白い小さな二つのベッドと
透明な仕切りだけがあります

夏です
蛙が鳴きやみ
蝉がまだ静かな
わずかな時期です

「幸福」側には子どもが二人
彼らには名前がありません
並んですやすやと寝息を立て
つかのまの夢を見ています

一人はよく泣き
一人は静かでした

「夢」側には大人が二人
彼らは名前を考えています
手をつなぎ同じものを見て
限られた幸福を味わいます

二人はじきに二人ではなくなります

泣かなかった子どもは一人を忘れ
泣き続けた子どもは独りになりました
「幸福」は意味を変えました
「夢」に願いを託しました
醒めないうちに終ることを
泣かなくなった子どもはずっと
夢に見続けています

沈黙

思い出せない冬の始まり
オレンジと紫で書いた円

あなたの下でだけわたしは
生きていたのかもしれない

憶えていない夏の火曜日
長針が正午を離れた瞬間

あの子の隣でだけわたしは
幸せを望まなくてよかった

あなたに倣うつもりはありません
それでもあなたのようになりたい

あの子に会いたいとは思いません
それでもあの子の自慢でありたい

走馬灯のなかでふたりが
待っていてくれたら
笑って終れる
煙草が
成長が
変えてしまうまえの声で
わたしの名前を呼んでほしい

待ってる

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